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基礎知識ピルの種類

低用量ピルと中用量ピルの違い|使い分けと目的を解説

更新日:2026年5月

1. 低用量・中用量ピルの定義

「低用量」「中用量」はエストロゲン(エチニルエストラジオール:EE)の配合量による分類です。

種類EE配合量代表的な銘柄
低用量ピル(OC/LEP)20〜35μg/日マーベロン・ヤーズ・トリキュラーなど
中用量ピル50μg/日プラノバール・ノルレボ(緊急避妊とは別)など

※ 超低用量ピルと呼ばれる20μg製剤(ルナベル・フリウェル等)も存在し、子宮内膜症治療に特化した製品です。

2. 両者の比較一覧

比較項目低用量ピル中用量ピル
EE配合量20〜35μg50μg
避妊効果99%以上(正しく服用時)99%以上(正しく服用時)
主な使用目的避妊・月経困難症・PMS改善生理日移動・過多月経・子宮内膜症の治療
副作用の強さ比較的少ない吐き気・頭痛が出やすい
保険適用LEP製剤は月経困難症に適用一部の病名に適用
日常的な継続服用長期服用を前提とした設計必要な時期のみ短期服用が多い

3. 低用量ピルが向いているケース

日常的な避妊を行いたい方
生理痛(月経困難症)を改善したい方
PMS・PMDDの症状を緩和したい方
生理の出血量を減らしたい(過多月経)方
ニキビ・肌荒れを改善したい方(美容目的)
子宮内膜症の進行を抑えたい方

低用量ピルは長期的な継続服用を前提に設計されており、毎日服用することで安定した効果が得られます。

4. 中用量ピルが使われるケース

生理日移動(月経移動)

旅行・試験・イベントに合わせて生理をずらすために短期間服用します。生理を「遅らせる」場合に使用。

過多月経の治療

出血量が非常に多い場合に処方されることがあります。

子宮内膜症・子宮腺筋症の治療

特定の症例で中用量ピルが使用されることがあります(現在は低用量・超低用量が主流)。

⚠️ 中用量ピルは副作用が強めのため、「生理を早める」目的(前倒し)には使われず、必ず医師の処方が必要です。

5. 副作用の違い

エストロゲン量が多い中用量ピルは、低用量ピルよりも副作用が出やすい傾向があります。

副作用低用量ピル中用量ピル
吐き気・むかつきやや出やすい(特に飲み始め)強く出やすい
頭痛一部に発現比較的多い
不正出血飲み始めに多いあり
血栓リスク低い(通常の非服用者より高い)低用量より高い

低用量・中用量ピル よくある質問

Q. 低用量ピルと中用量ピルは何が違いますか?

エストロゲンの含有量が異なります。低用量ピル(LEP/OC)は50μg未満のエストロゲンを含み、副作用が少なく長期服用に向いています。中用量ピルは50μg以上のエストロゲンを含み、生理日移動など短期的な用途に使われます。通常の避妊や生理痛治療には低用量ピルが使われます。

Q. 中用量ピルはどんな目的で使われますか?

主に生理日移動(月経移動)に使われます。旅行・試験・結婚式など特別なイベントに向けて生理日をずらしたい場合、中用量ピル(プリモルト等)が処方されます。低用量ピルより副作用が出やすいため、短期間の使用に限られます。

Q. 中用量ピルは保険適用されますか?

生理日移動目的での中用量ピル処方は保険適用外(自費診療)となります。月経困難症・子宮内膜症の治療目的で使用される場合は保険適用になることがあります。費用はオンライン診療込みで5,000〜10,000円程度が相場です。

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この記事の執筆者

作業療法士・介護福祉士(国家資格)として医療・介護業界に従事。 医療機関での実務経験をもとに、ピル・婦人科オンライン診療の正確な情報提供を目的として当サイトを運営しています。

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⚕️【重要なお知らせ】医療情報について

  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスではありません
  • ピルの使用に関しては必ず医師・薬剤師にご相談ください
  • 副作用や体調の変化を感じた場合は、すぐに医療機関を受診してください
  • アフターピルは緊急避妊を目的とした医療品です。通常の避妊法として使用しないでください
  • 掲載情報は定期的に更新していますが、最新情報は各クリニック公式サイトでご確認ください