低用量ピルの銘柄一覧|マーベロン・トリキュラー・ヤーズの違いを解説
更新日:2026年5月
この記事の目次
1. 低用量ピルの銘柄の分類
日本で処方される低用量ピルは、含まれるプロゲスチン(黄体ホルモン)の種類によって第1〜第4世代に分類されます。 どの銘柄も避妊・月経困難症への基本効果は共通していますが、副作用の出方やニキビへの効果などに違いがあります。
💡 共通点
- • エチニルエストラジオール(EE)を含む(第4世代のヤーズを除く)
- • 正しく服用した際の避妊効果は99%以上
- • 月経困難症・過多月経の改善効果あり
2. 第2世代ピル
プロゲスチンとしてレボノルゲストレルを含む製品群です。日本で最も広く処方されており、実績・安全性ともに確立されています。
| 銘柄名 | 種別 | ホルモン量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マーベロン21・28 | OC | 一相性 | 日本で最も処方実績が多い定番品 |
| ファボワール28 | OC | 一相性 | マーベロンのジェネリック。コストを抑えられる |
| アンジュ28 | OC/LEP | 三相性 | ホルモン量が段階的に変化する三相性タイプ |
3. 第3世代ピル
プロゲスチンとしてデソゲストレルやゲストデンを含む製品群です。皮脂分泌を抑える作用があり、ニキビ改善が期待できるものもあります。
| 銘柄名 | 種別 | ホルモン量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| トリキュラー21・28 | OC/LEP | 三相性 | 三相性でホルモン変動が自然に近い |
| ラベルフィーユ28 | OC/LEP | 三相性 | トリキュラーのジェネリック。保険適用あり |
4. 第4世代ピル
プロゲスチンとしてドロスピレノンを含む製品群です。利尿作用があるためむくみが出にくく、PMSへの効果も高いとされます。エストロゲンとしてエチニルエストラジオールではなくエストラジオールを使用するものもあります。
| 銘柄名 | 種別 | 特徴 |
|---|---|---|
| ヤーズ | LEP | 月経困難症・PMDDに保険適用。むくみにくい |
| ヤーズフレックス | LEP | 120日間連続服用が可能。生理の回数を減らせる |
| ドロエチ | LEP/OC | ヤーズのジェネリック(後発品) |
5. 自分に合う銘柄の選び方
こんな方に
まず試してみたい・定番を使いたい
おすすめ銘柄
マーベロン28 / ファボワール28
こんな方に
ニキビ・肌荒れも改善したい
おすすめ銘柄
マーベロン28 / トリキュラー28
こんな方に
むくみが気になる・PMSがつらい
おすすめ銘柄
ヤーズ / ヤーズフレックス
こんな方に
生理の回数を減らしたい
おすすめ銘柄
ヤーズフレックス
こんな方に
コストを抑えたい
おすすめ銘柄
ファボワール28 / ラベルフィーユ28(ジェネリック)
⚠️ 最終的にどの銘柄を処方するかは医師が判断します。体質・既往歴・服用目的によって適切な銘柄は異なるため、自己判断せず必ず医師に相談してください。
ピルの銘柄 よくある質問
Q. マーベロンとヤーズの違いは何ですか?▼
マーベロンはデソゲストレル(第3世代)配合のOC(避妊薬)で保険適用外です。ヤーズはドロスピレノン(第4世代)配合のLEP(治療薬)で月経困難症・PMS治療に保険適用があります。ヤーズは抗アンドロゲン作用が強くニキビ・むくみ改善に効果的で、マーベロンは血栓リスクがやや低いとされています。
Q. トリキュラーとルナベルの違いは何ですか?▼
トリキュラーはレボノルゲストレル(第2世代)配合の三相性OC。ルナベルはノルエチステロン(第2世代)配合のLEPで月経困難症・子宮内膜症の治療目的で保険適用があります。ルナベルはULDとLDの2種類があり、ULDの方が成分量が少なく副作用が出にくいとされています。
Q. ファボワールとマーベロンは同じですか?▼
はい。ファボワールはマーベロンのジェネリック(後発医薬品)で、成分・効果は同一です。費用はファボワールの方が安いため、コスト重視の方にはジェネリックの選択肢もあります。
Q. 日本でよく処方されるピルの銘柄はどれですか?▼
避妊目的(OC)では、マーベロン・ファボワール・トリキュラー・アンジュが多く処方されます。治療目的(LEP)では、ヤーズ・ヤーズフレックス・ルナベル・ジェミーナが主な選択肢です。どの銘柄が合うかは症状・体質によって異なるため、婦人科での相談をお勧めします。
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