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基礎知識比較

低用量ピルの種類と世代比較|
自分に合ったピルの選び方

更新日:2026年5月

1. OCとLEPの違い

日本で処方される低用量ピルには、大きく分けてOC(経口避妊薬)LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)の2種類があります。 成分はほぼ同じですが、使用目的と保険適用の有無が異なります。

OC(経口避妊薬)LEP(治療薬)
主な目的避妊・月経コントロール月経困難症・子宮内膜症の治療
保険適用なし(全額自費)あり(3割負担が基本)
月額費用目安2,000〜4,000円程度500〜1,500円程度
オンライン処方対応クリニック多数対面受診が必要な場合も

※ 月経困難症などの診断がある場合はLEPとして保険適用を受けられる可能性があります。医師に相談してください。

2. 第1〜4世代の特徴比較

低用量ピルは、含まれるプロゲスチン(合成黄体ホルモン)の種類によって第1〜第4世代に分類されます。 世代によって副作用の出方や向いている症状が異なるため、医師と相談して選ぶことが重要です。

世代代表薬特徴向いている方
第1世代シンフェーズ古いタイプ。現在はあまり使われない特定の方のみ
第2世代マーベロン・ファボワール最も広く普及。高い避妊効果。血栓リスクは比較的低い避妊目的で初めてピルを使う方
第3世代トリキュラー・ラベルフィーユニキビ改善・男性ホルモン抑制効果あり。月経量を減らしやすいニキビや多毛が気になる方・生理痛が強い方
第4世代ヤーズ・ヤーズフレックスPMS・PMDD症状への効果が高い。むくみが出にくい。抗アルドステロン作用ありPMS・PMDDが強い方・むくみが気になる方

※ 血栓症リスクは第2世代が最も低いとされていますが、個人差があります。喫煙歴・既往歴を医師に必ず伝えてください。

3. 一相性・二相性・三相性の違い

ピルには1シート(28日分)の中でホルモン量が一定かどうかによって「相性」が分かれます。

一相性(モノフェーシック)

シート全体を通じてホルモン量が一定。飲み忘れたときの対処が比較的シンプル。 初めてピルを使う方や、管理をシンプルにしたい方に向いています。

二相性(バイフェーシック)

シートの前半・後半でホルモン量が変化。現在は日本ではあまり使われていません。

三相性(トリフェーシック)

シートを3段階でホルモン量が変化し、自然な月経周期に近い設計。 トリキュラー・ラベルフィーユなどが代表。飲み忘れた場合の対応が複雑なため、注意が必要。

4. ミニピル(プロゲスチン単剤)について

ミニピルはエストロゲンを含まず、プロゲスチンのみを配合したピルです。 日本では一般的な低用量ピルほど普及していませんが、授乳中の方や エストロゲンに禁忌がある方(血栓症リスクが高い方など)に選択肢として挙がることがあります。

ミニピルの特徴

  • • エストロゲンを含まないため、血栓症リスクが低い
  • • 授乳中でも使用できる場合がある(医師の判断が必要)
  • • 毎日同じ時間に服用する必要があり、管理がやや厳格
  • • 不正出血が起こりやすいことがある

※ 使用できるかどうかは必ず医師に確認してください。

5. オンライン診療でも処方できる

OC(避妊目的の低用量ピル)はオンライン診療での処方に対応しているクリニックが多く、 スマホから問診・診察を受けて自宅への配送まで完結できます。

どの世代・種類のピルが自分に合っているかは、問診の中で医師が判断してくれます。 「初めてでどれを選べばいいかわからない」という方も、オンライン診療で気軽に相談できます。

オンライン処方のメリット

  • ✓ 婦人科に行かずに処方してもらえる
  • ✓ 種類の変更相談もオンラインで対応
  • ✓ 定期便(定期処方)で自動送付してもらえるサービスも
  • ✓ 匿名配送・プライバシー配慮のクリニックが多い

ピルの種類 よくある質問

Q. 低用量ピルはどの世代を選べばよいですか?

目的によって異なります。副作用(むくみ・気分の変化)が少なく、ニキビ・PMSにも効果を求めるなら第4世代(ヤーズ等)。コストを抑えたい・シンプルな避妊なら第2・3世代(トリキュラー・マーベロン等)が選択肢です。最終的には医師との相談で決めることをお勧めします。

Q. ヤーズとマーベロンの違いは何ですか?

ヤーズはドロスピレノン(第4世代)含有で、抗アンドロゲン作用があり、むくみにくくニキビ・PMS改善効果が高いです。マーベロンはデソゲストレル(第3世代)含有で、血栓リスクがやや低いとされています。ヤーズはLEP(保険適用あり)、マーベロンはOC(保険適用外)の違いもあります。

Q. OC(経口避妊薬)とLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)の違いは?

OCは避妊目的で処方される自費診療、LEPは月経困難症・子宮内膜症の治療目的で処方される保険適用の薬です。含有成分は類似していますが、承認された適応症と保険適用有無が異なります。治療目的がある場合はLEPを選ぶことでコストを抑えられます。

Q. ミニピル(プロゲスチン単剤ピル)は通常のピルと何が違いますか?

ミニピルはプロゲスチンのみを含む経口避妊薬です。エストロゲンを含まないため、血栓リスクが高い方・授乳中・喫煙者でも使用できます。日本での普及はまだ少ないですが、通常の低用量ピルが使えない方への選択肢として注目されています。

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この記事の執筆者

作業療法士・介護福祉士(国家資格)として医療・介護業界に従事。 医療機関での実務経験をもとに、ピル・婦人科オンライン診療の正確な情報提供を目的として当サイトを運営しています。

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⚕️【重要なお知らせ】医療情報について

  • 本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスではありません
  • ピルの使用に関しては必ず医師・薬剤師にご相談ください
  • 副作用や体調の変化を感じた場合は、すぐに医療機関を受診してください
  • アフターピルは緊急避妊を目的とした医療品です。通常の避妊法として使用しないでください
  • 掲載情報は定期的に更新していますが、最新情報は各クリニック公式サイトでご確認ください