PMSセルフチェックリスト|月経前症候群の症状確認と対処法
更新日:2026年5月
⚠️ 医療上の注意
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為の代替となるものではありません。薬の使用や治療については必ず医師・薬剤師にご相談ください。
PMSとは?どんな人に起こるか
PMS(月経前症候群:Premenstrual Syndrome)とは、月経の3〜10日前から始まり、月経開始とともに軽快・消失する身体的・精神的症状の総称です。排卵後の黄体期にエストロゲンとプロゲステロンのバランスが変動することが主な原因とされています。
日本女性の約70〜80%が何らかのPMS症状を経験しており、そのうち約5〜8%が日常生活に著しい支障をきたすPMDD(月経前不快気分障害)レベルとされています。
PMSが悪化しやすいタイミング:強いストレス下・産後・30〜40代・睡眠不足・栄養バランスの乱れ
PMSセルフチェックリスト
月経の1〜2週間前から以下の症状が繰り返し現れていないか確認してみましょう。
【身体症状】
| 症状 | よくある | ときどきある | ない |
|---|---|---|---|
| 乳房の張り・痛み | □ | □ | □ |
| 腹部の膨満感・張り | □ | □ | □ |
| 頭痛・偏頭痛 | □ | □ | □ |
| 全身のだるさ・倦怠感 | □ | □ | □ |
| 手足・顔のむくみ | □ | □ | □ |
| 体重増加 | □ | □ | □ |
| 肌荒れ・にきび | □ | □ | □ |
| 食欲の変化(増加・甘いものへの欲求) | □ | □ | □ |
【精神症状】
| 症状 | よくある | ときどきある | ない |
|---|---|---|---|
| 強いイライラ・怒りっぽさ | □ | □ | □ |
| 気分の落ち込み・悲しみ | □ | □ | □ |
| 不安感・緊張感 | □ | □ | □ |
| 集中力・記憶力の低下 | □ | □ | □ |
| やる気が出ない | □ | □ | □ |
| 涙もろくなる | □ | □ | □ |
| 対人関係のトラブルが増える | □ | □ | □ |
チェックリストの使い方
「よくある」に3個以上チェックがつき、月経開始後に症状が消えるなら、PMSの可能性があります。特に精神症状で「よくある」が複数あり日常生活に支障がある場合はPMDDも疑われます。このリストを印刷または撮影して婦人科受診時に持参すると役立ちます。
PMSとPMDDの診断基準の違い
PMSとPMDDは連続した概念ですが、診断基準と重症度が異なります。
| 項目 | PMS | PMDD |
|---|---|---|
| 診断基準 | ACOG(米産婦人科学会)基準 | DSM-5(精神疾患診断基準) |
| 症状の強さ | 日常生活への影響が軽〜中程度 | 日常生活・仕事・対人関係に著しい支障 |
| 精神症状の要件 | 必須ではない | 特定の感情症状が必須 |
| 記録の必要性 | 2周期分の症状記録 | 2周期分の症状記録 |
| 保険適用治療 | 要医師相談 | ヤーズなどLEP製剤で保険適用 |
PMS・PMDDの治療法
低用量ピル(YAZ)
- ヤーズ・ヤーズフレックスがPMDD保険適用
- ドロスピレノン配合
- ホルモン変動を安定させ症状改善
- 避妊効果も同時に得られる
SSRI(抗うつ薬)
- 精神症状が強いPMDDに有効
- 月経前だけの間欠投与も可能
- 婦人科・精神科・心療内科で処方
- 自己判断での服用は不可
生活改善
- 有酸素運動(週3〜4回)
- カフェイン・アルコール控えめ
- マグネシウム・ビタミンB6摂取
- 十分な睡眠・ストレス管理
軽症〜中等症のPMSは生活改善から始め、改善しない場合や日常生活に支障がある場合は婦人科を受診しましょう。PMDDにはヤーズが保険適用で処方されます。
症状の記録方法と受診のすすめ
PMSの診断には2周期分の症状記録が必要です。以下の方法で記録しましょう。
記録すべき内容
- 日付と月経開始・終了日
- その日に感じた症状(上記チェックリストの項目)
- 症状の強さ(なし・軽・中・重など段階で)
- 日常生活・仕事への支障度
※生理管理アプリの「症状記録」機能を使うと便利です。
🏥 こんな場合は婦人科へ
- 月経前のイライラ・気分の落ち込みで仕事・家事・人間関係に支障がある
- 月経前に「消えてしまいたい」「自分が嫌になる」気持ちが強い
- 市販の鎮痛剤・サプリで改善しない
- 2周期以上、同じ症状が繰り返されている
よくある質問
Q. PMSとPMDDの違いは何ですか?+
Q. PMSの診断には何が必要ですか?+
Q. PMSにピルは効果がありますか?+
Q. PMS改善のために生活でできることはありますか?+
Q. PMSにSSRIが使われると聞きましたが何ですか?+
Q. 症状の記録はどうすればよいですか?+
Q. PMS・PMDDは誰でもかかりますか?+
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