アフターピルと低用量ピルの違いとは?
成分・目的・副作用を徹底比較
更新日:2026年5月
⚠️ 医療上の注意
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為の代替となるものではありません。薬の使用や治療については必ず医師・薬剤師にご相談ください。
アフターピルと低用量ピルの基本的な違い
「アフターピル」と「低用量ピル」はどちらも経口避妊薬ですが、使う目的・タイミング・ホルモン量がまったく異なります。混同しないことが重要です。
| 項目 | アフターピル | 低用量ピル |
|---|---|---|
| 目的 | 緊急・事後避妊 | 継続的避妊・月経困難症治療 |
| 服用タイミング | 性行為後72時間以内に1回 | 毎日1錠(継続) |
| ホルモン量 | 高用量(1回1.5mg) | 低用量(1錠0.05〜0.15mg) |
| 費用(目安) | 8,000〜15,000円/回 | 2,000〜4,000円/月(自費) |
| 保険適用 | なし(自費) | 避妊目的:なし/治療目的:あり |
ホルモン量の違い(成分比較)
アフターピル1錠 = 低用量ピル約1シート分のホルモン量
アフターピル(ノルレボ)にはレボノルゲストレル1.5mgが含まれます。低用量ピルのレボノルゲストレル配合量(0.05〜0.15mg/錠×21〜28錠)と比較すると、1回の服用で1シート〜数シート分に相当するホルモン量を一気に摂取することになります。
これが「アフターピルを日常的に使ってはいけない」最大の理由です。高用量ホルモンを繰り返し摂取することはホルモンバランスの乱れ・月経不順・身体への負担につながります。
目的・使用シーンの違い
アフターピルを使うシーン
- コンドームが破れた・外れた
- 避妊をしなかった(忘れた)
- 性犯罪被害に遭った
- 低用量ピルを2日以上飲み忘れた
低用量ピルを使うシーン
- 毎日の継続的な避妊
- 月経困難症・生理痛の治療
- 子宮内膜症の治療・予防
- 生理周期を安定させたい
副作用の違い
| 副作用 | アフターピル | 低用量ピル |
|---|---|---|
| 吐き気・嘔吐 | 高頻度(服用直後) | 服用初期に軽度 |
| 不正出血 | よくある(一時的) | 服用初期に起こることあり |
| 月経への影響 | 大きい(1〜3週間ずれる) | 服用中は安定する |
| 血栓症リスク | 理論的にわずかにあり | 低リスクだが長期服用で考慮 |
| 継続的影響 | 1〜3日で消失が多い | 数か月で慣れることが多い |
費用・保険適用の違い
低用量ピルは「避妊目的(OC)」と「治療目的(LEP)」で保険適用が異なります。月経困難症や子宮内膜症の治療目的であれば保険適用の製剤(ルナベル・ヤーズ等)を処方してもらうことで、費用を大幅に抑えられます。
費用の目安(月あたり)
- 低用量ピル(避妊目的・自費):2,000〜4,000円/月
- 低用量ピル(治療目的・保険):500〜1,500円/月(3割負担の場合)
- アフターピル:8,000〜15,000円/回(緊急時のみ)
どちらを選ぶべきか
使い分けの基本ルール
- すでに避妊に失敗した、またはリスクがあった → アフターピル(緊急処置)
- 今後の継続的な避妊をしたい → 低用量ピル(日常的管理)
- アフターピル使用後に低用量ピルを始める場合は医師に相談
アフターピルはあくまで「緊急用」の薬です。継続的な避妊方法として低用量ピルの服用を検討したい方は、オンライン診療で気軽に相談できます。
よくある質問
Q. アフターピルを普段から飲んで避妊することはできますか?+
Q. 低用量ピルを飲んでいても、アフターピルが必要になることはありますか?+
Q. アフターピルと低用量ピルは同じ成分ですか?+
Q. アフターピルの副作用は低用量ピルより強いですか?+
Q. アフターピルを服用した後、いつから低用量ピルを始められますか?+
Q. アフターピルは月に何度も使っていいですか?+
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